不動産売却が不安な方におすすめ！買取保証のメリットと条件について解説

不動産売却を検討している方のなかには、「買主が見つかるだろうか」「築年数が古いから欠陥があるかもしれない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな不動産売却に不安な方におすすめしたい「買取保証」という売却方法のメリットや、利用する条件について解説します。
南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満といった北区エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却における「買取保証」とは

不動産売却をおこなう際には、不動産会社に仲介を依頼し、売却活動をおこなって買主を探すのが一般的ですが、不動産会社の「買取」を利用して不動産を売却することもできます。
買取とは、不動産会社が買主となって不動産を直接買い取る方法で、買主を探す必要がないため、短期間での不動産売却が可能な方法です。
買取には、今回解説する「買取保証」のほかに「即時買取」があります。
不動産会社が買い取るという点では同じですが、その時期や方法が異なるため、それぞれの特徴について確認しておきましょう。

即時買取とは

即時買取とは、不動産を売り出さず、不動産会社がすぐに買い取る方法です。
不動産会社との売買契約が成立してから、最短3日から1週間程度で売却金を受け取れます。
ただし、買取価格は市場相場よりも安くなるのが一般的です。

買取保証とは

買取保証とは、期間を決めたうえで不動産会社が売却活動をし、買主が見つかった場合はそのまま仲介物件として売却します。
もし期間中に売れなかったときには、不動産会社が買い取ります。
つまり、最初は市場相場に近い価格で購入してくれる買主を仲介によって探し、最終的には不動産会社が買い取るという保証が付いているのです。
買取保証は、市場相場に近い価格で売却する可能性を残しつつ、必ず現金化できるという、仲介と買取の良い部分を合わせた売却方法だといえます。

買取保証を利用する際の流れ

買取保証を付けて不動産売却をおこなう場合は、以下のような流れで進めます。
不動産会社と媒介契約を結ぶ
仲介によって不動産売却をおこなう際には、不動産会社と媒介契約を結ぶ必要があります。
買取保証を利用する場合、媒介契約時に買取価格と売り出す期間を決めておきます。
売り出す期間は不動産会社によって異なりますが、3か月から半年程度で設定するのが一般的です。
売却活動をおこなう
通常の仲介と同様に売却活動をおこなって買主を探します。
購入検討者が現れたら、内見に応じましょう。
買主と売買契約を結び不動産を売却する
あらかじめ設定した期間内に買主が見つかれば、その買主と売買契約を結びます。
この場合、売却金が手元に入るのは契約から1か月ほど後になるのが一般的です。
期間内に売却できなかった場合は、不動産会社が買い取ります。
買取の場合は、先述のとおり、3日から1週間程度で売却金を受け取ることができます。

不動産売却で買取保証を利用するメリット

実際に買取保証での不動産売却を検討するにあたって、具体的にどのようなメリットがあるのかを知っておきたいですよね。
そこでここからは、不動産売却で買取保証を利用するメリットについてご説明します。

メリット①売却活動の期限が決まっている

通常、不動産売却には3か月から半年程度かかるのが一般的で、需要が少ないエリアの場合や物件の状態によっては、それ以上かかることも珍しくありません。
買取保証では、仲介による売却活動の期限を設定するため、期限内に売却できない場合は売却活動をやめて買取に切り替えられる点が大きなメリットだといえます。
「最終的には買取を利用するけれど、もしかしたら買主が見つかるかもしれない」という希望を残しつつ、不動産売却にチャレンジできるのです。

メリット②買取の場合は仲介手数料がかからない

仲介によって不動産売却をおこなう場合、買主が見つかって取引が成立した際には、不動産会社に対する成功報酬として仲介手数料が発生します。
しかし、期間内に買主が見つからず買取になった場合は、仲介手数料はかかりません。
仲介手数料は、「売却金額の3％＋6万円」と法律で上限が定められており、多くの不動産会社が上限額を提示しています。
たとえば4,000万円の不動産を仲介によって売却した場合、126万円の仲介手数料がかかるのです。
不動産売却時には、仲介手数料のほかに税金やさまざまな諸経費がかかるため、仲介手数料の支払いがなくなることで大幅に出費を抑えられます。

メリット③契約不適合責任が免責になる

不動産売却後に、契約内容とは異なる欠陥や不具合が発覚すると、売主は買主から契約不適合責任を問われ、損害賠償や契約解除を求められる場合があります。
買取の場合は、この契約不適合責任が免責になるため、売却後に買主とのあいだでトラブルが起こるリスクを回避できるのです。

不動産売却で買取保証が利用できる条件

買取保証は、売主にとってメリットが多い売却方法ですが、どのようなケースでも利用できるわけではなく、条件が設けられています。
そこで最後に、買取保証によって不動産売却をおこなうための条件についてご説明します。

媒介契約に制限がある

仲介によって不動産売却をおこなうためには、まず不動産会社と媒介契約を結ぶ必要があることを前章でご説明しました。
媒介契約には3種類があり、買取保証を利用する場合に選ぶ必要があります。
媒介契約の種類は、以下の3つです。

• 一般媒介契約
• 専任媒介契約
• 専属専任媒介契約

一般媒介契約は、同時に複数の不動産会社に仲介を依頼できる媒介契約で、立地が良いエリアで早く買主が見つかりそうな場合に向いています。
専任媒介契約と専属専任媒介契約は、1社のみに仲介を依頼する媒介契約です。
不動産会社専用の情報サイト「レインズ」への登録や、売主への業務報告が義務付けられています。
したがって、専任媒介契約や専属専任媒介契約は、売却が長引きそうな場合や、手厚いサポートを受けたいという方におすすめです。
買取保証を利用する場合は、専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を結んだ場合に限られるのが一般的です。

需要が少ない不動産は利用できない可能性がある

最終的に不動産会社が買い取った場合、不動産会社はリフォームなどをおこなって付加価値を付けたうえで、その不動産を売却します。
つまり、将来売却することを見越して買い取るのです。
ところが、需要が少ないエリアや再建築不可物件など、将来売却しにくいことが予想される不動産は、買取保証を利用できない可能性があります。
したがって、買取保証を利用したい場合は、可能かどうかを事前に確認することが大切です。
このように、買取保証はほとんどの場合、条件が設けられています。
ただし、設定している条件は不動産会社によって異なるため、条件の内容を確認し、納得したうえで検討しましょう。

まとめ

不動産売却における買取保証とは、あらかじめ仲介の期間と買取価格を設定したうえで、最初は売却活動をおこない、売れなかったときは不動産会社が買い取るという方法です。
利用するための条件を満たせば、売れ残る心配がなく、契約不適合責任を問われるリスクを回避できるおすすめの売却方法なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
「ジョージ不動産」は、お客様のご要望に沿った売却方法をご提案します。

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