【不動産売却の費用】費用一覧や安く抑える方法を解説

不動産売却でかかる費用は?費用一覧や安く抑えるポイントをご紹介

この記事のハイライト
●不動産売却では仲介手数料や税金などさまざまな費用がかかる
●不動産売却にかかる費用の相場や計算方法を把握しておくことで全体像がわかる
●売却にかかる費用を安くするためには控除を活用したりハウスクリーニングの費用を節約したりするのがコツ
●ホームステージングをおこなうと、購入検討者に魅力を感じてもらえる
●ホームステージングでかかる費用は安いプランだと6万円から、すべておまかせのプランで約30万円が目安

不動産売却時は、購入時と同じようにさまざまな費用がかかります。
土地や建物の売却はおこなう機会が少ないため、どのような費用が必要なのか詳しくご存じない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事の前半では、不動産売却でかかる費用一覧や安く抑えるコツを詳しくまとめました。
また「ホームステージング」という言葉をご存じでしょうか。
家を売却する際におこなうとさまざまなメリットがあるため、近年注目度が上がっている手法です。
記事の後半では、ホームステージングが家の売却に有効な理由や、どのくらい費用がかかるかについてご紹介します。
南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満などの北区エリアで不動産売却をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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この記事の執筆者

このブログの担当者  片桐  弘貴

関西外国語大学卒業後、国内大手観光業運営会社に入社する。
日本のおもてなしの心の偉大さを学ぶ。
約6年間サービスに対する考え方や、技術を学ぶ。
その後、大手不動産会社に転職。不動産仲介や購入・売却の分野に携わる。
培ったサービス力を不動産業に活かし、年間約100件以上の不動産購入や売却案件のサポートを行ない、現在までに約1000件以上の案件をまとめてきた実績を持つ。
リピーターや大手法人の顧客も多数抱える。

不動産売却でかかる費用をまずは一覧で確認!

不動産売却でかかる費用をまずは一覧で確認!

まずは、不動産売却でかかる費用を一覧でチェックしてみましょう。

仲介手数料

仲介手数料は、不動産売却のサポートを依頼した不動産会社に支払う費用となります。
支払時期は売買契約時と、引き渡し時の2回にわけるのが一般的です。
仲介で売却した際にかかる費用なので、不動産買取の場合は仲介手数料がかかりません。

印紙税

印紙税は売買契約書の締結時に支払う費用で、契約書や領収書に対して課税されるものです。
金額については、のちほど詳しくご説明します。

抵当権抹消費用

抵当権抹消費用とは、不動産を担保から外す際にかかる費用です。
住宅ローンを使って不動産を購入する際、金融機関によって抵当権が設定されますが、抵当権は住宅ローン完済後に自動で消えるものではありません。
そのため、申請をおこなって抵当権を速やかに抹消する必要があります。

住宅ローン返済手数料

売却のタイミングで住宅ローンが残っている場合、一括で完済しなければなりません。
そして残債の一括完済には事務手数料が発生します。

ハウスクリーニング費用

売却に向けて、ハウスクリーニングをおこなう方も多いのではないでしょうか。
広さや実施の範囲によって費用は異なるため、資金計画をしっかり立てておくことがポイントです。

引っ越し費用

不動産売却でかかる費用の一覧として、引っ越し費用も挙げられることが多いです。
費用は新居までの距離や荷物の量によって異なるほか、3月や9月などの繁忙期に引っ越しする場合は割高になる傾向があります。
反対に引っ越しが少ない8月や11月で、荷物の少ない引っ越しであれば安く済ませることができるでしょう。

不動産を売却したときのシミュレーション

不動産を売却したときにかかる費用を、シミュレーションしてみましょう。

  • 築年数13年
  • 売却価格:2,500万円
  • 土地面積:110.0㎡
  • 建物の専有面積:105.31㎡
  • 間取り:3LDK

上記のような不動産を売却した場合、費用は122万3,400円となります。
内訳は下記のとおりです。

  • 仲介手数料:89万1,000円
  • 印紙税:1万円
  • 不動産登記費用:2万円
  • 住宅ローン返済手数料:3万2,400円
  • 引っ越し費用:20万円・ハウスクリーニング費用:7万円

条件によって金額は変わるので、上記の金額はあくまでも目安として理解しておきましょう。

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不動産売却でかかる費用を詳しくチェック!

不動産売却でかかる費用を詳しくチェック!

続いて、不動産売却でかかる費用を、相場や計算方法を含め詳しくチェックしていきます。

仲介手数料

先述でご紹介したとおり、仲介手数料とは仲介を依頼した不動産会社に支払う費用です。
不動産会社は媒介契約を締結したあと、物件情報サイトに登録したりチラシを作成・ポスティングしたり、売却に向けてさまざまな業務をおこないます。
仲介手数料は売買契約が成立した際、その業務に対して支払う報酬といえるでしょう。
また、仲介手数料には上限額が定められており、詳しく計算すると下記のようになります。

  • 売買価格200万円以下:売却価格×5.5%
  • 売買価格200万円超え400万円以下:売却価格×4.4%
  • 売買価格400万円超え:売却価格×3.3%

ちなみに2018年に宅建業法が一部改正され、400万円以下の不動産売却においては仲介手数料の上限額が18万円となっています。

印紙税

印紙税は売買契約書に収入印紙を貼り、消印によって納税するものです。
印紙税の金額は、下記のとおり不動産の売買金額によって異なります。

  • 売買価格100万円超え500万円以下:1,000円
  • 売買価格500万円超え1,000万円以下:5,000円
  • 売買価格1,000万円超え5,000万円以下:1万円

なお上記の印紙税は、令和6年3月31日までの軽減税率に基づいた金額となっています。

抵当権抹消費用

住宅ローンを組む際、金融機関が担保として不動産を設定します。
抵当権抹消とは、その権利を抹消させる手続きです。
抵当権抹消の手続きは複雑になるケースも多いため、一般的には司法書士に手続きを依頼します。
その際の報酬として、2~3万円を支払うことが多いです。

住宅ローン返済手数料

住宅ローン返済手数料とは、先述の一覧でご紹介したとおり、住宅ローンの残債を一括返済する際にかかる費用です。
金額は金融機関によって異なりますが、1~3万円が目安となります。

ハウスクリーニング費用

ハウスクリーニングの費用を詳しくご紹介すると、下記の目安になります。

  • 1LDK~2LDK:5~9万円
  • 3LDK~4LDK:8~14万円
  • 5LDK以上:12万円~

引っ越し費用

引っ越し費用は、ファミリー(4人家族)であれば15~20万円が相場です。
だだし、先述でご紹介したとおり新居までの距離や荷物の量、時期によって異なります。
また、仮住まいとして賃貸物件に住んだりホテルで暮らしたりする場合は、引っ越しが2回以上になりその分費用がかかるでしょう。

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不動産売却でかかる費用を安く抑えるコツ

不動産売却でかかる費用を安く抑えるコツ

不動産売却でかかる費用を安く抑えるコツをご紹介します。

費用を安く抑えるコツ1:税金を安くするための控除を活用する

費用を安く抑えるコツとしてまず挙げられるのが、控除を活用することです。
マイホームを売却する際、一定の要件を満たせば3,000万円の特別控除を利用できます。
つまり、不動産売却で得た利益が3,000万円以内であれば税金はかかりません。
また、相続で取得した不動産を売却する際は「被相続人の居住用財産に係る、譲渡所得の特別控除の特例」を利用できる可能性があります。
2016年4月1日~2023年12月31日までに売却した不動産が対象で、一定の要件を満たせば最大3,000万円を控除することが可能です。

費用を安く抑えるコツ2:交通費を節約する

不動産売却でかかる費用を安く抑えるためには、交通費を節約することもポイントです。
遠方にある不動産の場合、飛行機代や新幹線代で数万円がかかることもあります。
そのため、現地に足を運ぶのは最低限にし、今お住まいのエリアから対応できる方法を考えてみましょう。

費用を安く抑えるコツ3:ハウスクリーニングの費用を節約する

ハウスクリーニングの費用を節約することも、費用を安く抑えるコツです。
すべてをハウスクリーニングするのではなく、ご自身で掃除できるところと、プロに依頼するところをわけると節約につながります。
汚れが目立つ水回りのみをハウスクリーニングするだけでも、見た目の印象が変わるでしょう。

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ホームステージングが家の売却に有効な理由とは?

ホームステージングが家の売却に有効な理由とは?

ここからは、家の売却をスムーズにおこなう手法として挙げられる「ホームステージング」についてご紹介します。
ホームステージングとは、売却する家の中をモデルルームのように演出することです。
「インテリアを楽しむ」のとは近い、片付け、掃除、インテリアなどの知識・スキルを持ったプロが、おしゃれな家具や照明で室内の装飾を施します。
アメリカでは1970年代からおこなわれていますが、日本ではまだ馴染みが薄いかもしれません。
ただし、ホームステージングは家を売却する際に多くのメリットがあるため、近年は日本でも注目が高まっています。
ホームステージングが有効な理由として、購入検討者に与える印象が良くなることが挙げられます。
家を売却するときは、「先に新居への引っ越しを済ませる」か「住みながら売却を進める」のどちらかになることが多いでしょう。
先に引っ越しをすると家の中は何もない状態になり、殺風景な印象を与えてしまうことがあります。
住みながら売却を進める場合は、家財道具などがあるままで売り出すため「狭い」「散らかっている」などと思われてしまうかもしれません。
しかしホームステージングをしておしゃれな家具や小物でコーディネートされた家は、購入検討者に魅力を感じてもらえます。
それから、ホームステージングをして家を売却すると以下のようなメリットがあります。

物件に興味を持ってもらいやすい

家を売却するためには、まず物件に興味を持ってもらわなくてはなりません。
物件を探している方は、立地や間取りなどの条件とともに、掲載されている写真も参考にします。
ホームステージングによって魅力的になった物件の写真を掲載すると、「この物件を内見してみたい」と感じる方が増えて、内見につながる可能性が高まるでしょう。

家の販売期間を短縮できる

ホームステージングをおこなった家は、内見時にも好印象を与えられます。
内見は不動産購入の決め手になることが多いため、良い印象を与えられると早期売却につながる可能性が高まります。
購入検討者にとっては、家具などが何もない家や生活感がありすぎる家よりも、そこでの新生活をイメージしやすいでしょう。
実際に、ホームステージングをおこなった家のほうが、売却にかかった平均日数が少なかったというデータもあります。

予想よりも高く売れる可能性がある

不動産の売却では、買主から値下げを求められることが多いものです。
しかしホームステージングをおこなった家はイメージが高まり、買主から値下げ交渉される可能性が低くなると考えられます。
もしかすると、値下げを見越して高めに設定した売却価格のままで売れることがあるかもしれません。

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不動産売却でホームステージング!かかる費用はどのくらい?

不動産売却でホームステージング!かかる費用はどのくらい?

では、家を売却するときにかかるホームステージングの費用とは、どのくらいの金額なのでしょうか。
会社によってさまざまなプランがあるので、その一部をご紹介しましょう。

ホームステージングにかかる費用の例

たとえば、リビングとダイニングを合わせて15帖までのホームステージングを依頼する場合、税込み33万円のプランがあります。
この料金には「現地調査・プランニング・コーディネート・搬入と搬出作業・写真撮影・3か月のレンタル費用」が含まれており、ほぼすべてを任せられるプランです。
もう少しリーズナブルな会社では、税込み7万4,800円からのプランがあります。
こちらのプランには写真撮影が含まれておらず、プロのカメラマンを依頼する場合は別途料金が発生します。
もっと手軽におこないたい場合は、レンタルをせず、リビングとダイニングの写真撮影のみを6万5,000円で依頼できる会社もあります。
このように、依頼する会社によってさまざまなプランがあるので、費用対効果を考えながら決めましょう。

ホームステージングする家の状態による費用の違い

ホームステージングの費用は、依頼する内容だけではなく、売却する家が空き家か居住中かによって変わる可能性もあります。
空き家は家具や小物などが何もない状態なので、レンタルする個数が多くなり、費用が高くなる可能性があるでしょう。
依頼する会社やプランにもよりますが、費用の相場は3か月のレンタルで15万~30万円ほどです。
一方、居住しながら家を売却する場合は、基本的にホームステージャーのアドバイスを受けながらご自身でコーディネートします。
その場合の費用の相場は5万円ほどですが、コーディネートも依頼する場合はもっとかかる可能性があります。
ホームステージングの費用は、レンタルする家具の数やグレード、レンタル期間や業者に任せる割合などによって変わるので、うまく調整すると予算内で実施できるでしょう。

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まとめ

不動産売却をする際は、仲介手数料、抵当権抹消費用、住宅ローン返済手数料などの費用がかかります。
費用相場などを参考にし、資金計画を立てておくと安心して不動産売却を進められるでしょう。
また不動産売却の際にホームステージングを利用することで、短期間で高額売却できる可能性が高まります。
私たちジョージ不動産」は、南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満など北区エリアで不動産の売却をサポートしております。
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その後、大手不動産会社に転職。不動産仲介や購入・売却の分野に携わる。
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