2023-06-20
マンションを売却するにあたって、エアコンを残すべきかどうかで迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンション売却時には、エアコンをめぐってトラブルになることがあるため、注意点を事前に把握して取引することが大切です。
そこで今回は、マンション売却時のエアコンはどうするのか、残すケースと撤去するケースの注意点についてそれぞれ解説します。
南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満といった北区エリアでマンションの売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
マンションの設備には、「主要設備」と「付帯設備」の2種類があります。
主要設備とは、給湯関係や水廻りの設備など、生活に最低限必要な設備のことで、マンション売却時にはそのまま残して引き渡すのが一般的です。
付帯設備とは、エアコンや照明器具など、売主がマンションに入居したときに設置した設備を指します。
マンション売却時には、この付帯設備をどうするのかで悩まれる方が多くいらっしゃいます。
とくにエアコンについては、トラブルになるケースが少なくありません。
エアコンはどうすべきなのかを考える前に、まずはマンション売却時の付帯設備の扱いについて解説します。
マンションを売却する際には、主要設備だけを残し、家財道具や付帯設備をすべて撤去して引き渡すのが基本です。
先述のとおり、エアコンは付帯設備であるため、本来は売主が撤去する必要があります。
ただし、かならず撤去しなければならないというルールが定められているわけではありません。
買主との話し合いによってどうするかを決めることが可能です。
売主のなかには、「新居で引き続き使いたい」という方もいれば、「そのまま置いていきたい」と希望する方も少なくありません。
一方、買主も同様に「新しいエアコンを設置するから撤去してほしい」という方もいれば、「そのまま置いていってほしい」という方もいらっしゃいます。
双方が合意すれば、エアコンを残して引き渡すことも、撤去することも可能です。
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マンション売却時にエアコンを残すか撤去するかは、買主の希望やエアコンの状態などに応じ、ケースバイケースで判断することをおすすめします。
そこで、エアコンを残したほうが良いケースと、撤去したほうが良いケースについて解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせて検討してください。
現在使っているエアコンがまだ十分使えるけれど、新居で使うエアコンを新たに購入するため処分したいという方もいらっしゃるでしょう。
その場合、エアコンの処分費用が必要です。
反対に、現在使っているエアコンを新居で使いたいという場合、エアコンを新居に移設するには、移設費用と手間がかかります。
したがって、比較的新しいエアコンであれば、そのまま残したほうが良いかもしれません。
ただし先述のとおり、エアコンをどうしたいかは人によって異なります。
買主のなかには、「新たにエアコンを購入する費用を抑えられるからありがたい」と考える方と、「気に入ったものを購入するからいらない」という方がいらっしゃいます。
残す場合は、まず買主に「エアコンを残したほうが良いですか?」と確認してください。
買主が残してほしいと希望するのであれば、そのままにして引き渡すことをおすすめします。
エアコンが古い場合は、故障のリスクを考える必要があります。
売主が使っていたときは問題なく作動していても、売却後すぐにエアコンが壊れるということがあり得ます。
また最近は節電効果の高いエアコンが人気です。
古いエアコンは、最新のエアコンより電気代もかかるため、撤去したほうが良いかもしれません。
ただし、最近はエアコンが備わっている賃貸物件が増えていることから、買主のなかには、「エアコンは物件についてくるもの」と認識している方もいらっしゃいます。
とくに賃貸物件からマンションに引っ越す買主は、購入するマンションにもエアコンが備わっていると思い込んでいるケースが多く見られます。
その場合、引き渡し後に「エアコンがついていると思っていたのになかった」など、トラブルになることもあり得るのです。
したがって、エアコンを撤去する場合は、買主にその旨を伝えて合意を得ることが大切です。
もし買主との話し合いがまとまらない場合は、気持ち良く取引するために、できる限り買主の希望に合わせることをおすすめします。
そもそもエアコンをどうするかという決定権は売主にあるため、たとえば新居で使いたい場合は、その意見をとおすことは可能です。
しかし、そのことがきっかけで買主の購入意欲が損なわれてしまう可能性もあります。
したがって、売主の意見と買主の希望が異なる場合は、買主の希望に合わせるのが得策です。
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マンション売却時にエアコンをどうするか、2つのケースについて前章でご説明しましたが、いずれのケースにおいても気を付けなければならない点があります。
そこで最後に、マンション売却時のエアコンについて、売主が知っておくべき注意点について解説します。
マンション売却において、売却後にエアコンが壊れた場合、契約不適合責任を問われる恐れがあります。
契約不適合責任とは、引き渡し後に契約内容とは異なる瑕疵(欠陥や不具合)が発覚した場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。
契約不適合責任を回避するために、付帯設備の種類や状態などを記載した「付帯設備表」を作成する必要があります。
エアコンが古い場合は、売却時点での状態や経年劣化の可能性があることを記載し、買主の合意を得たうえで契約することが大切です。
もし「異常音がする」「長期間使っている」など、エアコンについて気になることがあれば、どんな些細なことでも付帯設備表に記載することをおすすめします。
さらに、「付帯設備に関しては一切の責任を負わない」という文言を契約書に盛り込んでおくとより安心です。
エアコンを撤去する場合は、そのタイミングについて注意が必要です。
マンション売却時には、買主が内見に訪れるのが一般的です。
エアコンがなければ、夏は暑く、冬は寒い室内を内見することになり、気持ち良く見学できません。
ゆっくり内見してもらうために、当日は室内の温度調節をして内見者を迎える必要があります。
したがって、エアコンは売却活動が終わってから撤去することをおすすめします。
ただし「内見時にはエアコンがあったのに」と誤解を招く可能性があるため、エアコンは撤去する予定であることを内見時に伝えておくことが大切です。
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マンションの売却時には、エアコンなどの付帯設備を売主が撤去してから引き渡すのが基本です。
売主と買主の合意があれば残すこともできますが、その際には付帯設備表にエアコンの状態を記載し、不具合に対しての責任は負わない旨を契約書に盛り込むことをおすすめします。
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「エアコンを残すべきかどうか迷っている」「一緒に動作確認をしてほしい」など、売却時の付帯設備に関するお悩みについてもアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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