住みながらマンション売却できる?メリット・デメリットや売却のコツを解説

住みながらマンション売却できる?メリット・デメリットや売却のコツを解説

この記事のハイライト
●マンションの売却は住みながらでも可能
●住みながらの売却は実際の生活イメージを伝えやすく、売却につながりやすいが、かえって売却しにくくなる可能性もある
●内覧は予約・準備・当日の順でおこない、一般的にはおおよそ6回程度の内覧で成約に至ることが多い
●内覧前には部屋の清掃や整頓、消臭などをおこなっておく
●部屋を明るくしておく、購入希望者の質問にはしっかり答えるなど、5つのコツを意識することで成約につながりやすくなる

マンション売却を検討中の方には「今のマンションに住みながら新居を購入したい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
住み替えなどでマンション売却をすることになった場合、部屋は必ず空室状態でなければ売れないのか、気になるところですよね。
今回はマンションに住みながらマンション売却はできるのか、住みながらマンション売却するメリット・デメリット、そしてマンション売却成功のコツについて解説します。
南森町や大阪天満宮など、大阪市北区でマンション売却をお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

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この記事の執筆者

このブログの担当者  片桐  弘貴

関西外国語大学卒業後、国内大手観光業運営会社に入社する。
日本のおもてなしの心の偉大さを学ぶ。
約6年間サービスに対する考え方や、技術を学ぶ。
その後、大手不動産会社に転職。不動産仲介や購入・売却の分野に携わる。
培ったサービス力を不動産業に活かし、年間約100件以上の不動産購入や売却案件のサポートを行ない、現在までに約1000件以上の案件をまとめてきた実績を持つ。
リピーターや大手法人の顧客も多数抱える。


マンション売却は住みながらでもできる?

マンション売却は住みながらでもできる?

結論から申し上げると、マンション売却は住みながらでも成功できるので、心配はいりません。
一般的には空室状態だと売却が成功しやすいといわれるため、「住みながらのマンション売却は不利になりそう」と不安に思う方が多いのも事実です。
しかし実際は、住みながらマンションを売却することにもメリットがあり、自宅の売却を成功させた方の約7割が「居住中のまま家を売却した」と答えているデータがあります。
マンション売却において「住みながら」と「空室状態」で一番の違いは、内覧の対応です。
内覧では購入希望者が実際にマンションを見に来ますが、この内覧こそが売却成功のカギを握っているといっても良いほど重要です。
住みながらのマンション売却なら、当然内覧も住みながらおこなうことになるため、売主の暮らしている様子を見学できるのがメリットです。
一方、空室状態でのマンション売却の場合、購入希望者はいわゆる空き家を内覧することになります。
部屋が綺麗で生活感がない状態での内覧は、購入希望者に良い印象を持ってもらえることが多く、メリットになりやすいです。

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住みながらマンション売却をするメリット・デメリットとは?

住みながらマンション売却をするメリット・デメリットとは?

空き家の内覧は好印象を持たれやすいという反面、住みながらマンション売却をすることにもメリットはあります。
続いては、住みながらマンションを売却するメリット・デメリットを確認していきましょう。

住みながらマンション売却するメリット

マンションに住みながら売却するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
①実際の生活をイメージしやすい
住みながらマンション売却するメリットは、購入希望者が内覧をする際に、実際の生活をイメージしやすい点が挙げられます。
空き家を内覧する場合よりもイメージがしやすい分、内覧が成功しやすく、結果として物件を気に入ってもらえる可能性があります。
普段から整理整頓が行き届いた状態なら、購入希望者にとって良い印象を与えることになります。
②住み替えにかかる費用を抑えられる
住んでいるマンションを空室状態にすると、新居の購入費用や引っ越し代がかかってしまいます。
場合によっては、新規で住宅ローンを組む必要が出てくるかもしれません。
一方、住みながらマンション売却をする場合は、引っ越す前に売却によって資金を得られます。
そのため、得た資金を新居の購入費用や引っ越し費用に充てることができ、資金計画を立てやすくなるのです。
住み替えでは大きな金額が動くので、金銭的な負担を減らしたい方も多いでしょう。
資金計画の立てやすさの面で見ても、住みながらマンションを売却するメリットとしては大きいです。
③家の劣化を防ぐことができる
家は人が住まなくなると劣化が早まる、といわれています。
実際に空き家となった家は換気や掃除がおろそかになりがちで、結果的に家の劣化が早まってしまいます。
住みながらマンション売却をすると、換気や掃除で自然に家の管理がなされるため、家の劣化を防ぐことができるのです。
少々イメージしづらいかもしれませんが、普段の生活でおこなっている掃除やお手入れが湿気やカビ対策となり、売却成功への近道になります。

住みながらマンション売却するデメリット

以上のようなメリットとは反対に、以下の2つのデメリットもあります。
①生活感が出すぎると売れにくい
住みながらマンションを売却すると、どうしても生活感が出てしまいます。
その生活感が内覧時にポジティブな印象を与えた場合は大いにメリットとなりますが、逆に生活感が出すぎた家は売れにくくなる可能性があります。
部屋の手入れができていなかったり、モノが多くて部屋が狭く見えるといったような生活感の出し方は、売却成功を遠ざけてしまうでしょう。
購入希望者が内覧時に持つ印象は購入の意思決定において重要なポイントになるため、内覧では好印象を持ってもらえる工夫が必要です。
②内覧のスケジュール調整が大変
住みながらのマンション売却においては、内覧日を購入希望者と調整しなければなりません。
内覧希望日の多くは休日に集中するため、予定を空けておく必要があったり、急な内覧希望の連絡に対応しなければならないことがあります。
内覧のスケジュール調整がうまくできなければ、成約までにかかる時間が長引くことも考えられます。

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マンション売却での内覧の流れは?平均件数はどのくらい?

マンション売却での内覧の流れは?平均件数はどのくらい?

では実際に住みながらマンションを売却することにしたら、どのような流れで内覧をおこなえば良いのでしょうか?
まずはマンション売却時の、基本的な内覧の流れを確認しておきましょう。

  • 内覧予約の連絡が入る
  • 内覧の準備を整える
  • 調整した日程で内覧対応する

内覧は大きく分けてこの3ステップでおこなわれますが、とくに難しいことはありません。
まずは不動産会社と契約を結び、その後不動産会社が広告活動をおこないます。
広告活動によって購入希望者が現れると、不動産会社をとおして内覧予約の連絡が入ります。
内覧予約は1~2週間後のこともあれば、前日や当日に突然連絡が入ることもあるため、日頃から準備をしておくと安心です。
予約が確定したら、次に内覧の準備を整えます。
購入希望者は物件を細かく確認したい方が多いため、普段なら見ないようなところまで見られる可能性があります。
購入の意思決定を左右することも踏まえ、事前準備は念入りにおこないましょう。
そしていよいよ、決められた日程で内覧を実施します。
基本的に内覧当日の対応は、売主だけでなく不動産会社の営業担当者も立ち会いのもとでおこなわれます。
売主側の対応力によって好印象を与えることができれば内覧が成功しやすく、ひいては売却成功となるでしょう。
マンション売却が成功するまでの内覧の平均件数は、おおむね6件と考えられています。
しかし実際には、1回で決まる場合や30回実施しても決まらないということもあります。
たとえ何度も内覧予約が入ったとしても、成約に結びつかなければ売却は成功しません。
マンション売却を成功させるには件数をこなすよりも、まず内覧の大まかな流れを把握し、成約に至るような内覧の準備を整え、そして内覧当日に適切な対応をすることが求められます。

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マンション売却時の内覧前にしておきたい準備

マンション売却時の内覧前にしておきたい準備

内覧全体の流れを把握できたら、次は内覧を成功させ売却も成功させるスムーズな流れをつくるために、事前準備を入念にしておきましょう。
ここからは内覧前に対応しておきたい6つの準備について解説します。

①部屋の掃除をする

内覧前の準備で大切なのは、部屋の掃除です。
ただ部屋の隅々まで掃除をするのは時間がかかってしまうため、内覧時に大きく印象を与える部分を優先的に掃除すると良いでしょう。
たとえば内覧でいちばん最初に見る場所は玄関で、購入希望者に与える第一印象を左右します。
気になる汚れがあれば念入りに掃除し、収納スペースに不要なものがあれば早めに整理しましょう。
また汚れやすい水回りも、清潔にしておきたいところです。
素人では落とせないような汚れがある場合は、ハウスクリーニングの利用を検討するのもひとつの手です。
ピンポイントでの依頼であれば、プロの手を借りても数千円で済むことも多いですよ。

②におい対策をする

部屋のにおい対策は内覧準備で忘れがちですが、においはすぐには抜けないため、早めに対応しておく必要があります。
部屋中を換気して空気の流れを良くしたり、消臭スプレーを使ったりして、においの原因から対策しておきましょう。
においへの対策として芳香剤で香りをつける方もいらっしゃいますが、この方法はあまりおすすめできません。
それは内覧に来る方にとって、良いにおいかどうかは分からないからです。
そのためできるだけ無臭にすることを目指して、におい対策をおこなうようにしましょう。
家についた独特なにおいは、慣れている住民からは分からないことも多いので、不動産会社の担当者にお願いして、においをチェックしてもらうのも良いでしょう。

③スリッパを用意する

マンション売却時の内覧では、訪問者がスムーズに見学できるようなおもてなしが必要です。
スリッパは不動産会社が用意してくれることもありますが、基本的には売主側で準備しておいたほうが良いです。
内覧予約の際にはあらかじめ人数を伝えられることもありますが、当日人数が増えることも考慮して多めに用意しておくと安心です。
些細なことですが訪問者用のスリッパを準備しておくことで、気持ち良く内覧をしてもらうことができ、好印象につながりますよ。

④整理して不要なものを減らす

住み替えのためのマンション売却であれば、引っ越し準備もかねて荷物の整理をおこなうと良いです。
整理して荷物を減らせば、部屋が広く見えて好印象を与えやすく、さらに引っ越し準備を前倒しすることで効率アップにもなります。
また内覧では、収納の内部を見られることが多くあります。
そのため押し入れやクローゼットに荷物を押し込むのはやめて、断捨離するかトランクルームなどの利用を検討しましょう。

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住みながらのマンション売却を成功させるコツ

住みながらのマンション売却を成功させるコツ

住みながらのマンション売却は空き家の売却よりも内覧が大変ですが、事前にコツを掴んでおくことで、売却成功につなげることができます。
ここでは最後に、内覧当日に好印象を与える5つのコツをご紹介します。

①部屋をできるだけ明るくする

部屋の印象をより良くするためには、綺麗に清掃するだけでなく、できるだけ部屋を明るくしておくことが大切です。
部屋が綺麗でも暗いとマイナスイメージになることが多く、悪印象を与える可能性があります。
トイレや浴室もふくめた部屋中の電気をあらかじめつけて、カーテンも開けましょう。
窓の前に家具などを置いている場合は移動させて、少しでも日光が入るようにすると良いです。

②内覧を日中の時間帯にスケジュール調整する

また明るくさせることと同様に、日中の時間帯に内覧してもらえるよう調整することも重要です。
日中のほうが部屋が明るく見えるため、購入希望者に与える印象が大きく変わります。
また購入希望者の多くは、日当たりを気にしています。
日当たりの良い部屋なら物件のアピールになるので、日中の内覧は成功する可能性が高くなります。

③質問にはしっかりと答える

内覧当日は、基本的に不動産会社の担当者が案内を主導してくれますが、流れで売主に対して質問されることもあります。
住んでいた人の様子や住民の生の声は、購入希望者にとってニーズの高い情報です。
購入希望者は周囲の騒音や治安、設備の不具合、マンション売却の理由などを気にしていることがよくあり、住民の声を聞きたいと考えている方も多いです。
少しネガティブな回答になる場合でも、はぐらかさずにきちんと答えるほうが、結果的に好印象を与えられるでしょう。

④ゆっくり内覧できる環境を作る

ある程度家の説明が終わったら、内覧者が落ち着いて部屋を見られるような環境を作りましょう。
内覧中に持ち主がずっとそばを離れずにいると、購入希望者の方が落ち着いて購入を検討できなくなる可能性があります。
積極的に物件のメリットや魅力をアピールするのも良いですが、質問に丁寧に答える範囲でとどめるなど、購入希望者がゆっくりと内覧できるように計らうと良いでしょう。
またお子さんやペットがいる場合などは、必要に応じて外出することも、当日の対応として決して悪いものではありません。

⑤相談しやすい不動産会社を選ぶ

当然のことと思われるかもしれませんが、相談しやすい不動産会社選びもマンション売却の成功には重要です。
内覧のたびに立ち会う不動産会社の営業担当者は、何度も自宅へお邪魔することになります。
そして内覧のスケジュール調整等で連絡も頻繁に取ることになります。
気軽に相談できる不動産会社を選ぶことで、安心して売却活動を進められ、結果として売却の成功率を上げられるのです。

まとめ

住みながらマンション売却をすることは可能ですが、売却を成功させるには内覧が重要です。
内覧の流れを確認し、事前準備や当日の対応をしっかりとおこなうことで、マンション売却が成功しやすくなるでしょう。
またマンション売却の実績がある不動産会社へ相談することも、売却成功への近道となります。
私たち「ジョージ不動産」では、大阪市北区を中心とするマンション売却を得意としております。
南森町・大阪天満宮・天神橋筋商店街・天満など、北区エリアでの不動産売却にお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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