2023-07-18
親から相続した実家など、誰も住む予定がない空き家を売り出しても、立地条件によってはなかなか買主が見つからないケースも珍しくありません。
売却期間中は税金や維持費がかかり続けるうえに、売却が長引けば長引くほど売れにくくなるため、需要が少ないエリアや早く処分したい方には買取がおすすめです。
そこで今回は、空き家買取のメリット・デメリットや、利用する際の流れについて解説します。
南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満といった北区エリアで空き家の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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空き家を売却する際には、「仲介による売却」と「買取」の2種類の方法があります。
仲介とは、不動産会社と媒介契約を結び、売却活動をおこなって買主を探す売却方法です。
一方買取とは、売却活動をおこなわず、不動産会社が買主となって直接空き家を買い取る売却方法です。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、築年数が古い空き家や売れにくいエリアにある場合、また早く処分したいという方には、「仲介」より「買取」をおすすめします。
では、買取を利用する具体的なメリット・デメリットとして、どのようなことが挙げられるのでしょうか。
まず空き家買取を利用するメリットは、以下の5つです。
仲介の場合、売却して現金化するまでに3か月~半年程度かかるのが一般的です。
立地条件や空き家の状態によっては、それ以上かかることも珍しくありません。
買取の場合は不動産会社が直接買い取るため、買主を探す必要がありません。
買取価格に納得すれば、1週間~1か月程度で現金化することが可能です。
築年数が古い空き家は、建物を取り壊して更地にしないと売れにくい場合があります。
そういったケースでは、売却前に解体費用を準備しなければなりません。
買取の場合、不動産会社が買い取ったあと、不動産会社が取り壊して再販売します。
売主は費用をかけずにそのままの状態で売却できるため、解体費用の心配はいりません。
空き家を売却する際、家具は売主が撤去して引き渡すのが基本です。
不動産会社にもよりますが、買取の場合は家具を残したまま売却できる場合があります。
契約不適合責任とは、空き家を売却したあとで契約内容とは異なる瑕疵(欠陥や不具合)が発覚した場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。
契約不適合責任を問われると、買主から契約解除や損害賠償を請求される恐れがあります。
買取の場合、この契約不適合責任が免責になるケースがほとんどです。
仲介の場合、販売価格を決めて売り出しても、交渉によって値下げに応じることになり、当初の予定より安い価格での売却になることも珍しくありません。
つまり、売却が完了するまで売却価格は確定しないのです。
買取の場合、不動産会社が提示する価格に納得すれば、売却価格が確定します。
売却価格が確定することによって、売却後の資金計画を立てやすいことや、所有者が複数人いるケースでも売却の同意を得やすいというメリットがあります。
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買取を利用すると多くのメリットが得られることを前章で解説しましたが、買取にはデメリットも存在するため、両方を把握したうえで検討する必要があります。
そこで次に、空き家買取で生じるデメリットについて解説します。
空き家買取を利用するデメリットは、以下の2つです。
仲介は、査定価格をもとに売主が販売価格を決めて売り出し、希望する条件で購入してくれる買主に売却できます。
ただし、売主が希望する価格で購入してくれる買主が早く見つかるとは限りません。
場合によっては、売却が長引いたり、値下げをしないと売れなかったりする可能性もあります。
一方買取は、リフォーム費用や解体費用、諸経費などを差し引いた価格で不動産会社が買い取ります。
したがって、買取を利用する場合は、売却価格が仲介より3割~5割程度安くなるのが一般的です。
買取は、どのような物件でも利用できるわけではありません。
土地の価格が安いうえに、解体しないと販売できないような空き家は注意が必要です。
解体費用より土地の価格が高ければ、買取を利用できる可能性があります。
しかし、解体費用より土地の価格が安い場合、不動産会社は空き家を買い取っても利益を得られません。
つまり、買取を利用できるのは、不動産会社が買い取ったあとに再販売して利益を得られると判断した空き家です。
とくに築年数が古い空き家や、需要が低いエリアの場合は、まず不動産会社に査定を依頼し、買取を利用できるかどうかを把握する必要があります。
弊社は不動産査定や買取のご相談を無料にて承っておりますので、空き家買取をご検討の際は、ぜひお気軽にお問合せください。
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最後に、実際に買取を利用して空き家を売却する際の流れについて解説します。
空き家買取は、以下のような流れで進めます。
まずは空き家の買取価格がどれくらいなのかを把握するために、不動産会社に査定を依頼します。
不動産査定には、「机上査定」と「訪問査定」の2種類がありますが、空き家を処分することが決まっていて現実的な価格が知りたい場合は「訪問査定」をおこないます。
訪問査定とは、実際に不動産会社が現地に訪れ、売主の立会いのもと空き家の状態や周辺環境などを調査し、買取価格を提示する査定方法です。
訪問査定での現地調査は30分~1時間程度で終了するのが一般的ですが、そのあと査定の結果がわかるまでに3日~1週間程度かかる場合があります。
不動産会社が提示する買取価格に納得したら、残置物の有無や日程の調整などをおこない、不動産会社を買主とした売買契約を結びます。
売買契約を結ぶときには、登記済権利証(登記識別情報)や土地測量図面、境界確認書、印鑑証明書などさまざまな書類が必要です。
売却を急ぐ場合は、事前に必要書類を確認して取得しておくと、スピーディーに手続きできます。
売買契約締結時に不動産会社と打ち合わせをして決めた日程どおりに代金を受け取り、空き家を引渡します。
決済完了後、空き家の所有権を不動産会社に移す「所有権移転登記」をおこないます。
登記手続きは、ご自身でおこなうことも可能ですが、スムーズに手続きをするために司法書士に依頼するのが一般的です。
空き家を売却して譲渡所得(利益)を得た場合は、その金額に対して所得税と住民税が課されるため、確定申告が必要です。
確定申告は、売却した翌年の2月16日~3月15日のあいだにおこないます。
なお、譲渡所得にかかる税金の負担を軽減できる控除制度が設けられているため、積極的に利用することで大幅な節税が可能です。
売却後の税金についても、弊社の担当者がご相談を承ります。
控除制度についてお知りになりたい方や、確定申告が未経験な方もサポートいたしますのでご安心ください。
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買取を利用する場合、仲介より価格が安いというデメリットはありますが、現状のまま処分できることと、現金化が早い点が大きなメリットです。
築年数が古く売れるかどうか不安な場合や、早く現金化したいという方は、買取も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
「ジョージ不動産」は、南森町、大阪天満宮、天神橋筋商店街、天満といった北区エリアで不動産売却をサポートしております。
大阪市のマンションをはじめとした不動産の売却なら、ジョージ不動産にお任せください。
買取も積極的におこなっておりますので、空き家の処分をご検討の際は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
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